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水質基準等について

水質基準項目と水質管理目標設定項目等の基準及び目標値

水道法第4条に基づく水質基準は、「水質基準に関する省令(平成15年5月30日厚生労働省令第101号)」により定められ、同法第20条により、水道事業者に対して「水質基準項目」に関する水質検査の義務が課されています。また「水質基準項目」の他にも、水質管理上留意すべき項目を「水質管理目設定項目」と位置づけ、必要とする項目について検査するとともに、新たな情報・知見の収集に努めることとされています。

現在、「水質基準項目」は51項目、「水質管理目標設定項目」は26項目となっており、農薬類として120種類がリストアップされています。

水質基準項目と水質管理目標設定項目等の基準及び目標値

平成2941日現在

水質基準項目
1 一般細菌 100cfu/mL以下
2 大腸菌 検出されないこと
3 カドミウム及びその化合物 0.003mg/L以下
4 水銀及びその化合物 0.0005mg/L以下
5 セレン及びその化合物 0.01mg/L以下
6 鉛及びその化合物 0.01mg/L以下
7 ヒ素及びその化合物 0.01mg/L以下
8 六価クロム化合物 0.05mg/L以下
9 亜硝酸態窒素 0.04mg/L以下
10 シアン化物イオン及び塩化シアン 0.01mg/L以下
11 硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素 10mg/L以下
12 フッ素及びその化合物 0.8mg/L以下
13 ホウ素及びその化合物 1mg/L以下
14 四塩化炭素 0.002mg/L以下
15 1,4-ジオキサン 0.05mg/L以下
16 シス-1,2-ジクロロエチレン及びトランス-1,2-ジクロロエチレン 0.04mg/L以下
17 ジクロロメタン 0.02mg/L以下
18 テトラクロロエチレン 0.01mg/L以下
19 トリクロロエチレン 0.01mg/L以下
20 ベンゼン 0.01mg/L以下
21 塩素酸 0.6mg/L以下
22 クロロ酢酸 0.02mg/L以下
23 クロロホルム 0.06mg/L以下
24 ジクロロ酢酸 0.03mg/L以下
25 ジブロモクロロメタン 0.1mg/L以下
26 臭素酸 0.01mg/L以下
27 総トリハロメタン 0.1mg/L以下
28 トリクロロ酢酸 0.03mg/L以下
29 ブロモジクロロメタン 0.03mg/L以下
30 ブロモホルム 0.09mg/L以下
31 ホルムアルデヒド 0.08mg/L以下
32 亜鉛及びその化合物 1mg/L以下
33 アルミニウム及びその化合物 0.2mg/L以下
34 鉄及びその化合物 0.3mg/L以下
35 銅及びその化合物 1mg/L以下
36 ナトリウム及びその化合物 200mg/L以下
37 マンガン及びその化合物 0.05mg/L以下
38 塩化物イオン 200mg/L以下
39 カルシウム,マグネシウム等(硬度) 300mg/L以下
40 蒸発残留物 500mg/L以下
41 陰イオン界面活性剤 0.2mg/L以下
42 ジェオスミン 10ng/L以下
43 2-メチルイソボルネオール 10ng/L以下
44 非イオン界面活性剤 0.02mg/L以下
45 フェノール類 0.005mg/L以下
46 有機物(全有機炭素(TOC)の量) 3mg/L以下
47 pH値 5.8以上8.6以下
48 異常でないこと
49 臭気 異常でないこと
50 色度 5度以下
51 濁度 2度以下
水質管理目標設定項目
1 アンチモン及びその化合物 0.02mg/L以下
2 ウラン及びその化合物 0.002mg/L以下(暫定)
3 ニッケル及びその化合物 0.02mg/L以下
4 削除 削除
5 1,2-ジクロロエタン 0.004mg/L以下
6 削除 削除
7 削除 削除
8 トルエン 0.4mg/L以下
9 フタル酸ジ(2-エチルへキシル) 0.08mg/L以下
10 亜塩素酸 0.6mg/L以下
11 削除 削除
12 二酸化塩素 0.6mg/L以下
13 ジクロロアセトニトリル 0.01mg/L以下(暫定)
14 抱水クロラール 0.02mg/L以下(暫定)
15 農薬類 1以下 (検出値と目標値の比の和)
16 残留塩素 1mg/L以下
17 カルシウム,マグネシウム等(硬度) 10mg/L以上100mg/L以下
18 マンガン及びその化合物 0.01mg/L以下
19 遊離炭酸 20mg/L以下
20 1,1,1-トリクロロエタン 0.3mg/L以下
21 メチル-t-ブチルエーテル 0.02mg/L以下
22 有機物等(過マンガン酸カリウム消費量) 3mg/L以下
23 臭気強度(TON) 3以下
24 蒸発残留物 30mg/L以上200mg/L以下
25 濁度 1度以下
26 pH値 7.5程度
27 腐食性(ランゲリア指数) -1程度以上とし,極力0に近づける
28 従属栄養細菌 2000cfu/mL以下(暫定)
29 1,1-ジクロロエチレン 0.1mg/L以下
30 アルミニウム及びその化合物 0.1mg/L以下

◎人の健康の保護の観点からの基準値等の設定の考え方
1日に飲用する水の量としては2L、人の平均体重として50kgを用い、食物、空気等他の暴露源からの寄与を考慮しつつ、生涯にわたる連続的な摂取をしても人の健康に影響しない水準として基準値等を設定したものです。詳細は、厚生労働省のホームページ(http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/kenkou/suido/kijun/index.html)をご覧ください

水質基準項目について

水質基準項目は、水道法第4条に基づき、安全性を十分に考慮して人の健康に影響が生じない、あるいは水道水としての生活利用上障害が生じる恐れのない水準として、水質基準値が定められています。

項目番号 1
項目 一般細菌
区分 病原生物の指標
概要 一般的な水の清浄度を示す指標で、一般細菌として検出されるものの多くは病原菌ではありませんが、多量に検出される場合は病原生物に汚染されている疑いがあります。
主な用途
項目番号 2
項目 大腸菌
区分 病原生物の指標
概要 人や温血動物の腸管内に存在し、水道水中に大腸菌が検出された場合は、糞便さらには病原生物に汚染されている疑いがあります。
主な用途
項目番号 3
項目 カドミウム及びその化合物
区分 無機物・重金属
概要 亜鉛とともに鉱石として自然界に広く分布し、鉱山廃水、工場排水が河川への主な汚染源であり、これらの多くは河川の底泥に堆積しています。
主な用途 電機めっき、顔料、カドミ電池、窯業材料、合金、塩ビ安定剤
項目番号 4
項目 水銀及びその化合物
区分 無機物・重金属
概要 鉱床中に存在し、河川水中では工場排水からまれに混入することがあります。環境水中で、無機水銀はメタノバクテリウム等によってメチル水銀(有機水銀)に変わることもあります。
主な用途 乾電池、蛍光灯、温度計、アマルガム(歯科用、合金用)、触媒(合成化学用)
項目番号 5
項目 セレン及びその化合物
区分 無機物・重金属
概要 鉱山廃水及び工場排水等の混入によって、河川水中で検出されることがあります。
主な用途 半導体材料、複写機感光体太陽電池(整流器)、顔料
項目番号 6
項目 鉛及びその化合物
区分 無機物・重金属
概要 鉱石として存在します。河川水では、地質、工場排水又は鉱山廃水に由来して検出されることがあります。水道水での検出例は鉛製給水管からの溶出によるものがほとんどです。特に軟水や低pH水では溶出しやすくなります。
和歌山市では、定期的に水質検査を行っていますが基準値を十分下回っていますので安心してお使いいただけます。
主な用途 鉛製給水管、蓄電池、電線被覆、はんだ、活字ゴムの硬化剤、防錆剤、マッチ
項目番号 7
項目 ヒ素及びその化合物
区分 無機物・重金属
概要 鉱石として存在します。環境水中に含まれることはまれですが、地質からの溶出若しくは鉱泉、鉱山廃水、工場排水又はヒ素を含む農薬の混入によって検出されることがあります。
主な用途 半導体材料、農薬、殺鼠剤、防腐剤、ガラス工芸
項目番号 8
項目 六価クロム化合物
区分 無機物・重金属
概要 天然ではほぼ三価クロムで、クロム鉄鉱として産出されます。六価クロムは、めっき廃水の地下浸透による地下水への汚染事例がありますが、河川水への汚染例はほぼありません。
主な用途 めっき、皮なめし
項目番号 9
項目 亜硝酸態窒素
区分 無機物・重金属
概要 あらゆる場所の土壌、水、野菜を含む植物中に広く存在しています。環境水には生活排水、工場排水等の混入により含まれます。
主な用途 食品添加物
項目番号 10
項目 シアン化物イオン及び塩化シアン
区分 無機物・重金属
概要 環境水中にまれに検出されるシアンは、めっき等の工場排水の混入によるものです。水道水中の塩化シアンはシアンと消毒用塩素の反応等によるものです。
主な用途 電気めっき、アクリロニトリル等の製造の原料
項目番号 11
項目 硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素
区分 無機物・重金属
概要 自然界に広く分布します。環境水には、窒素肥料、腐敗した動植物、生活排水又は工場排水の混入により検出されます。体内で硝酸態窒素が亜硝酸態窒素へと変化するため、水質基準は硝酸態窒素と亜硝酸態窒素の合計量となっています。
主な用途 無機窒素肥料、火薬製造、食品の防腐剤、食品添加物(発色剤)
項目番号 12
項目 フッ素及びその化合物
区分 無機物・重金属
概要 自然界に広く分布します。河川水中のフッ素は、主として地質や工場排水の混入等に起因します。特に温泉地帯の地下水や河川水に多く含まれることがあります。
主な用途 アルミニウム電解、タイル、煉瓦、ガラス繊維、セラッミクス、半導体等の製造
項目番号 13
項目 ホウ素及びその化合物
区分 無機物・重金属
概要 河川水中に含まれることはまれですが、工場排水から混入することがあります。また、火山地帯の地下水、温泉にはメタホウ酸の形で含まれることがあります。
主な用途 金属表面処理剤、ガラス・エナメル工業
項目番号 14
項目 四塩化炭素
区分 一般有機物
概要 表流水に排出されたものは比較的短時間で大気中に揮散しますが、土壌汚染等により地下水に検出されることがあります。
主な用途 フロンガスの製造原料、薫蒸殺菌剤、金属洗浄等の溶剤
項目番号 15
項目 1,4-ジオキサン
区分 一般有機物
概要 環境水中には存在しません。検出される事例は工場排水に由来するものです。
主な用途 溶剤、溶剤の安定剤、人工皮革の表面処理剤
項目番号 16
項目 シス-1,2-ジクロロエチレン及びトランス-1,2-ジクロロエチレン
区分 一般有機物
概要 環境中での存在は、製造過程及び溶媒として使用される過程での放出に起因します。表流水に排出されたものは大気中に揮散し、容易に光分解されますが、土壌汚染等により地下水に検出されることがあります。
主な用途 塩素系溶剤の製造中間体、化学合成品の中間体、溶剤、ラッカー
項目番号 17
項目 ジクロロメタン
区分 一般有機物
概要 合成有機化合物であり、自然界には存在しません。表流水に排出されたものは大気中に揮散しますが、土壌汚染等により地下水に検出されることがあります。
主な用途 塗料剥離剤、洗浄剤、溶剤、ニス、殺虫剤
項目番号 18
項目 テトラクロロエチレン
区分 一般有機物
概要 環境中での存在は、使用過程での放出等に起因します。表流水に排出されたものは大気中に揮散しますが、土壌汚染などにより地下水に検出されることがあります。
主な用途 ドライクリーニング洗浄剤、金属の脱脂洗浄剤、溶剤
項目番号 19
項目 トリクロロエチレン
区分 一般有機物
概要 環境中での存在は、使用過程での放出等に起因します。表流水に排出されたものは大気中に揮散しますが、土壌汚染等により地下水に検出されることがあります。
主な用途 金属の脱脂洗浄剤、溶剤、香料の抽出剤
項目番号 20
項目 ベンゼン
区分 一般有機物
概要 表流水に排出されたものは大気中に揮散して消失すると考えられています。水中に一部残存したベンゼンも緩やかに生物分解されます。芳香を有する溶剤です。
主な用途 医薬品、染料、香料又は合成樹脂等の原料、溶剤
項目番号 21
項目 塩素酸
区分 消毒副生成物
概要 二酸化塩素を酸化剤として使用したときに、分解物として検出されます。また、次亜塩素酸ナトリウムの分解により生成されます。
主な用途 酸化剤、爆薬、染色、漂白
項目番号 22
項目 クロロ酢酸
区分 消毒副生成物
概要 環境水中では排水等の塩素処理が由来とされます。水道水中では消毒のための塩素処理により生成されます。
主な用途 除草剤、塩化ビニル可塑剤
項目番号 23
項目 クロロホルム
区分 消毒副生成物
概要 環境中での存在は、使用過程での放出等に起因します。表流水に排出されたものは大気中に揮散し、光分解されます。水道水中では消毒のための塩素処理により生成されるトリハロメタンの1成分です。
主な用途 溶剤、有機合成の原料
項目番号 24
項目 ジクロロ酢酸
区分 消毒副生成物
概要 トリクロロエチレン等が分解して生成されることがあります。環境水中では排水等の塩素処理が由来とされます。水道水中では消毒のための塩素処理により生成されます。
主な用途
項目番号 25
項目 ジブロモクロロメタン
区分 消毒副生成物
概要 表流水に排出されたものは大気中に揮散し、光分解されます。水道水中では消毒のための塩素処理により生成されるトリハロメタンの1成分です。
主な用途
項目番号 26
項目 臭素酸
区分 消毒副生成物
概要 オゾン処理時及び消毒剤の次亜塩素酸生成時に原水中の臭化物イオンが酸化され生成されます。
主な用途 小麦粉改良剤
項目番号 27
項目 総トリハロメタン
区分 消毒副生成物
概要 クロロホルム、ブロモジクロロメタン、ジブロモクロロメタン、ブロモホルムの4物質をまとめて総トリハロメタンとしています。
主な用途
項目番号 28
項目 トリクロロ酢酸
区分 消毒副生成物
概要 大気中ではゴミ焼却が、環境水中では排水等の塩素処理が由来とされます。水道水中では消毒のための塩素処理により生成されます。
主な用途 農薬、防腐剤
項目番号 29
項目 ブロモジクロロメタン
区分 消毒副生成物
概要 表流水に排出されたものは大気中に揮散し、光分解されます。水道水中では消毒のための塩素処理により生成されるトリハロメタンの1成分です。
主な用途
項目番号 30
項目 ブロモホルム
区分 消毒副生成物
概要 表流水に排出されたものは大気中に揮散し、光分解されます。水道水中では消毒のための塩素処理により生成されるトリハロメタンの1成分です。
主な用途 鉱物分析(重液選鉱)
項目番号 31
項目 ホルムアルデヒド
区分 消毒副生成物
概要 環境水中では工場排水や合成樹脂からの溶出が由来とされています。水道水中ではオゾン処理などの酸化処理で生成されます。
主な用途 合成樹脂の原料、防腐剤、農薬
項目番号 32
項目 亜鉛及びその化合物
区分 着色
概要 鉱石として分布します。環境水中の濃度は微量ですが、工場排水等の混入により検出されることがあります。水に高濃度に含まれる場合、湯にすると白く濁り、味を損なう原因となることがあります。
主な用途 亜鉛めっき鋼管、合金、亜鉛ダイカスト製品
項目番号 33
項目 アルミニウム及びその化合物
区分 着色
概要 土壌中に最も多く含まれる金属元素ですが、水への溶解度が小さく、環境水での濃度は低いです。水道ではアルミニウム系凝集剤として浄水処理に使用されています。濃度が高いと濁りや着色の原因となることがあります。
主な用途 金属材料、食品添加物、凝集剤
項目番号 34
項目 鉄及びその化合物
区分 着色
概要 環境水中では、地質に起因するもののほか鉱山廃水、工場排水などからの場合もあります。高濃度に含まれると、異臭味や洗濯物への着色の原因となることがあります。
主な用途 自動車、パイプ、建材、機械
項目番号 35
項目 銅及びその化合物
区分 着色
概要 環境水中に含まれる銅は、鉱山排水、工場排水等に起因します。ヒトの必須元素です。洗濯物等への着色を防止する観点から水質基準値が定められています。
主な用途 電線、合金、貨幣、銅管、農薬
項目番号 36
項目 ナトリウム及びその化合物
区分
概要 環境水中に広く存在する元素で、海水、工場排水等の混入により増加します。水道水では水道用薬品(水酸化ナトリウム及び次亜塩素酸ナトリウム等)の添加によって増加します。味覚の観点から水質基準値が定められています。
主な用途 合金、光電管、紙、ガラス
項目番号 37
項目 マンガン及びその化合物
区分 着色
概要 環境水中では、地質に起因するもののほか鉱山廃水、工場排水などからの場合もあります。黒水(利水障害)の発生を防止する観点から水質基準値が定められています。
主な用途 ステンレス特殊鋼の添加剤、乾電池、酸化剤、顔料
項目番号 38
項目 塩化物イオン
区分
概要 環境水は常に地質由来の塩化物イオンを多少含んでいますが、海岸地帯では海水の浸透などの影響で増加することがあります。また、下水、生活排水及び工場排水等によっても増加します。味覚の観点から水質基準値が定められています。
主な用途 塩素、乾燥剤の原料
項目番号 39
項目 カルシウム,マグネシウム等(硬度)
区分
概要 水中のカルシウムイオン及びマグネシウムイオンの量を、炭酸カルシウム(CaCO3)量(mg/L)に換算したものです。環境水中の硬度は主として地質に起因します。硬度が高すぎると下痢の原因になったり、石鹸の洗浄効果が低下しますが、適当な硬度は水の味を良くするとされます。
主な用途
項目番号 40
項目 蒸発残留物
区分
概要 水を蒸発乾固した時に残る物質で、水中に浮遊する物質と溶解する物質の総和となります。蒸発残留物の主な成分には、カルシウム、マグネシウム、ケイ酸、ナトリウム、カリウム等の塩類及び有機物があります。
主な用途
項目番号 41
項目 陰イオン界面活性剤
区分 発泡
概要 合成洗剤の有効成分で、河川水中では工場排水、生活排水の混入などに由来します。水中に存在すると泡立ちの原因となります。発砲を防止する観点から水質基準値が定められています。
主な用途 洗濯、台所用洗剤、化粧品
項目番号 42
項目 ジェオスミン
区分 カビ臭
概要 湖沼等で富栄養化に伴い発生する異臭味(かび臭)の原因物質です。水中にごく微量含まれていてもかび臭を感じます。藍藻類のアナベラ等により産生されます。
主な用途
項目番号 43
項目 2-メチルイソボルネオール
区分 カビ臭
概要 湖沼等で富栄養化に伴い発生する異臭味(かび臭)の原因物質です。水中にごく微量含まれていてもかび臭を感じます。藍藻類のフォルミディウムやオシラトリア等により産生されます。
主な用途
項目番号 44
項目 非イオン界面活性剤
区分 発泡
概要 界面活性剤のうち、水中で有効成分が電離しないものです。環境水中では容易に生物分解されます。水中に存在すると泡立ちの原因となります。発泡を防止する観点から水質基準値が定められています。
主な用途 洗浄剤、湿潤剤、乳化剤、分散剤
項目番号 45
項目 フェノール類
区分 臭気
概要 自然水中には存在しませんが、化学工場排水、ガス製造工場排水に含まれます。フェノール類が含まれていると、水の塩素消毒過程でクロロフェノール類が生成し、水道水の異臭味の原因となります。異臭味発生防止の観点から水質基準値が定められています。
主な用途 医薬品、合成樹脂又は界面活性剤等の原料
項目番号 46
項目 有機物(全有機炭素(TOC)の量)
区分
概要 水中に存在する有機物中の炭素の総量で、有機物濃度を推定する指標です。し尿、下水、工場排水等が混入すると増加します。水に多く含まれると味を悪くする原因となります。
主な用途
項目番号 47
項目 pH値
区分 基礎的性状
概要 溶液の酸性又はアルカリ性の強さを示すものです。pH7は中性、pH7より値が小さくなるほど酸性が強くなり、値が大きくなるほどアルカリ性が強くなります。
主な用途
項目番号 48
項目
区分 基礎的性状
概要 水の味は、水に溶存する物質の種類・濃度により感じ方が異なります。水道水質の基本的な指標です。
主な用途
項目番号 49
項目 臭気
区分 基礎的性状
概要 臭気は、水に溶解している物質の種類・量によって感じ方に違いが表れます。水道水質の基本的な指標です。
主な用途
項目番号 50
項目 色度
区分 基礎的性状
概要 水の色の程度を示すものです。着色の原因は、植物が腐敗した腐植質(フミン質)を主とする有機物である場合がほとんどであると考えられています。
主な用途
項目番号 51
項目 濁度
区分 基礎的性状
概要 水の濁りの程度を示すものです。濁度の原因は、粘土性物質、プランクトン、微生物及びその他の有機物等です。基準値以下であれば濁りのないほぼ透明な水といえます。
主な用途

※日本水道協会「上水試験方法」及び「水道用語辞典」並びに厚生労働省「水質基準の見直しにおける検討概要」等を参考にして作成しました。

管理目標設定項目について

水道水中には検出されてはいるものの毒性の評価が暫定的で水質基準とされなかったもの、また、今後水質基準が必要とされる濃度を超えて水道水中で検出される可能性があるものなど、水質管理上必要とされるものとして26項目が設定され、目標値が定められています。
項目番号 1
項目 アンチモン及びその化合物
区分 無機物・重金属
概要 主に鉱石として分布しますが、環境水中に存在することはまれです。鉱山廃水、工場排水等の混入によって検出されることがあります。
主な用途 蓄電池の電極、半導体材料
項目番号 2
項目 ウラン及びその化合物
区分 無機物・重金属
概要 地殻の岩石及び海水中に広く薄く分布しています。環境水中では天然鉱床からの溶出により、検出されることがあります。
主な用途 核燃料、触媒、着色剤
項目番号 3
項目 ニッケル及びその化合物
区分 無機物・重金属
概要 主に鉱石として分布しますが、環境水中に存在することはまれです。鉱山廃水、工場排水等の混入によって検出されることがあります。
主な用途 ステンレス鋼、メッキ、蓄電池
項目番号 5
項目 1,2-ジクロロエタン
区分 一般有機物
概要 表流水に排出されたものは大気中に揮散しますが、土壌汚染などにより地下水などに検出されることがあります。
主な用途 塩化ビニルの原料、合成樹脂原料、フィルム洗浄剤
項目番号 8
項目 トルエン
区分 一般有機物
概要 表流水に排出されたものは極めて容易に大気中に揮散します。水中では緩やかに生物分解も受けます。
主な用途 染料、香料、有機顔料、ガソリン添加剤
項目番号 9
項目 フタル酸ジ(2-エチルヘキシル)
区分 一般有機物
概要 水への溶解度は低いですが、プラスチックからは容易に溶出します。環境水中で加水分解されることはほとんどありませんが、容易に生物分解を受けます。
主な用途 プラスチック添加剤(可塑剤)
項目番号 10
項目 亜塩素酸
区分 消毒副生成物
概要 二酸化塩素を消毒剤として使用したときに、分解物として検出されます。
主な用途 食品添加物
項目番号 12
項目 二酸化塩素
区分 消毒副生成物
概要 水中で容易に亜塩素酸、塩素酸、塩化物に分解されます。
主な用途 消毒剤、紙及びパルプ等の漂白剤
項目番号 13
項目 ジクロロアセトニトリル
区分 消毒副生成物
概要 水道水中では、塩素処理の際に遊離炭酸とフミン質、藻類、アミノ酸が反応してできる副生成物で検出されることがあります。
主な用途
項目番号 14
項目 抱水クロラール
区分 消毒副生成物
概要 工場排水からの混入で検出されることがあります。また水道水中では、消毒のための塩素処理により生成し検出されることがあります。
主な用途
項目番号 15
項目 農薬類
区分 農薬
概要 120種類がリストアップされており、個別の農薬の検出値とそれぞれの目標値の比を算出し、その総和が1以下になることを農薬類の目標値としています。
主な用途
項目番号 16
項目 残留塩素
区分 臭気
概要 水道では塩素消毒を行い、水道水に一定量の残留塩素を保持しなければならないことになっています。濃度が高くなると水の味をまずくしたり、塩素臭(カルキ臭)を強めたりします。
主な用途
項目番号 17
項目 カルシウム、マグネシウム等(硬度)
区分
概要 水中のカルシウムイオン及びマグネシウムイオンの量を、炭酸カルシウム(CaCO3)量(mg/L)に換算したものです。環境水中の硬度は主として地質に起因します。硬度が高すぎると下痢の原因になったり、石鹸の洗浄効果が低下しますが、適当な硬度は水の味を良くするとされます。
主な用途
項目番号 18
項目 マンガン及びその化合物
区分 着色
概要 環境水中では、地質に起因するもののほか鉱山廃水、工場排水などからの場合もあります。黒水(利水障害)の発生を防止する観点から水質基準値が定められています。
主な用途 ステンレス特殊鋼の添加剤、乾電池、酸化剤、顔料
項目番号 19
項目 遊離炭酸
区分
概要 水中に溶解している二酸化炭素(CO2)のことです。遊離炭酸は水にさわやかな味を与えて美味しくしますが、多くなると刺激が強くなってまろやかさを失わせます。
主な用途
項目番号 20
項目 1,1,1-トリクロロエタン
区分 臭気
概要 環境中での存在は、使用過程での放出等に起因します。表流水に排出されたものは大気中に揮散します。
主な用途 金属の洗浄、ドライクリーニング溶剤
項目番号 21
項目 メチルーt-ブチルエーテル
区分 一般有機物
概要 地下水中に検出されることがあります。味や臭いの観点から目標値が定められています。
主な用途 ガソリンのオクタン価向上剤、低沸点溶剤
項目番号 22
項目 有機物等(過マンガン酸カリウム消費量)
区分
概要 土壌に由来するフミン質を多く含む場合や下水及び工場排水等の混入によっても増加する。生物化学的酸素要求量(BOD)などとともに汚濁指標として用いられます。
主な用途
項目番号 23
項目 臭気強度(TON)
区分 臭気
概要 無臭味の水で何倍に希釈するまで臭気を感じるかを表した数値で、臭気の強さを示す指標となります。
主な用途
項目番号 24
項目 蒸発残留物
区分
概要 水を蒸発させたときに得られる残留物で、水中に浮遊する物質と溶解する物質の総和となります。主な成分には、カルシウム、マグネシウム、ケイ酸、ナトリウム、カリウム等の塩類及び有機物です。
主な用途
項目番号 25
項目 濁度
区分 基礎的性状
概要 水の濁りの程度を示すものです。濁度の原因は、粘土性物質、プランクトン、微生物及びその他の有機物等です。基準値以下であれば濁りのないほぼ透明な水といえます。
主な用途
項目番号 26
項目 pH値
区分 腐食
概要 溶液の酸性又はアルカリ性の強さを示すものです。pH7は中性、pH7より値が小さくなるほど酸性が強くなり、値が大きくなるほどアルカリ性が強くなります。
主な用途
項目番号 27
項目 腐食性(ランゲリア指数)
区分 腐食
概要 金属やコンクリートに対する水の腐食性の程度を表す指標です。数値が小さいほど、腐食性が大きいことを示します。
主な用途
項目番号 28
項目 従属栄養細菌
区分 水道施設の清浄度の指標
概要 生育に有機物を必要とする多様な細菌のことです。配水管内等での生物膜の形成などに起因する水中の細菌数を示すもので、水道施設の清浄度の程度を示す指標です。
主な用途
項目番号 29
項目 1,1-ジクロロエチレン
区分 一般有機物
概要 環境中での存在は、使用過程での放出等に起因します。表流水に排出されたものは大気中に揮散しますが、土壌汚染などにより地下水に検出されることがあります。
主な用途 塩化ビニリデン樹脂の原料
項目番号 30
項目 アルミニウム及びその化合物
区分 着色
概要 土壌中に最も多く含まれる金属元素ですが、水への溶解度が小さく、環境水での濃度は低いです。水道ではアルミニウム系凝集剤として浄水処理に使用されています。濃度が高いと濁りや着色の原因となることがあります。
主な用途 金属材料、食品添加物、凝集剤
※ 日本水道協会「上水試験方法」及び「水道用語辞典」並びに厚生労働省「水質基準の見直しにおける検討概要」等を参考にして作成しました。
※項目番号4番、6番、7番及び11番は削除のため、欠番となっています。

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和歌山市企業局 水道工務部 上・工業用水道管理課 水質試験事務所
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